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続・きものという農業 大地からきものを作る人たち
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前の『きものという農業』の本を出して14年の歳月の間に、人の生きる姿勢も様変わりしました。そういう中でひたすら自然との対話を続け、先人たちの残した技をさらに高めて次の世代につないでいこうという方もたくさんいらっしゃいます。モノづくりの現場は自然との対話、宇宙法則によって動くというような次元の高さになっている人もいらっしゃるのですが、巷は逆に人の暮らしがオートメ化され、規制され与えられた情報の中でしか生きていけない状況になっていることがわかりました。
着物は農業で作られているのよ、と言ってアッと驚く人と、あらそうだからー? という二極になっている今この時代、大地とのつながりの中で、自分自身の人間性を高める作業を、モノづくりの人はそれもごく自然になさっていると感じました。
今回も多くのことを学びました。常々私は「きものを識ることで日本が見えてくる」と思っていますが、まさしく今の日本を着物が教えてくれました。
はじめに
第一章 糸の追求
第二章 強い思いが出逢いをさそう
第三章 種から布へ
第四章 郷土の産業を継ぐ
第五章 情報を与え合う
第六章 草木染の根元
第七章 郷土愛
第八章 日本の近代化は蚕がつくった
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